向こうの世界へ
昨日の午後。Dが随分早めの帰宅。
何かと思ったらいきなりハグ。さるが死んだからクリニックへ迎えに行こうと言うのです。
さるを埋めるための穴を掘っているD。少しでも早く迎えに行きたい私に、一人で行ってきていいよと言ってくれたので急いでお迎えに行きました。
ドクターが言うには、さるは急性腎不全で眠るように逝ったそう。
足の先は少し硬直してたけど、体はまだ温かくてほんとに眠っているときのようなさる。
帰宅後すぐ、さあ埋めようかなんて言うDの心が理解不可能。
しばらくさると一緒にいました。
ブラッシングして、体を拭いて、さるの毛を少しだけもらい、その後土の中へ。
お店で水撒きしていた時に出会い、それから毎日のように遊びに来るようになり、鼻血を出し、飼い主は夜間さるを一人ぼっちに放置。
病院に連れて行ってからは、私が一生面倒をみると腹を決めたのに。
まだ3歳にも満たないさる。私よりも先に車に乗り込むほどドライブが好きだったさる。もっと一緒にいたかった。
そんなエゴを押し殺して、自責の念を乗り越えて、穏やかな心に戻るにはもう少し時間がかかりそう。
泣けずにいられない私に、Dはどうしていいかわからないといった様子。
申し訳ないので一人で飲みに行きました。
頼んだ料理は当然まる残し。
お寺で生まれたというさる。ジャスミンのお花とお線香を買って帰り、さるにお供え。
向こうで必ず会おうね。